突然ですが「SPY×FAMILY」めちゃくちゃ面白いです。
時間のない人に一言で凝縮すると、
硬派の皮をかぶりかけた笑える日常系ストーリーになってます。
銀魂から下ネタとった感じです?
ほっこり日常系漫画が好きな人は絶対に手に取ってほしい!
とにかく!!「SPY×FAMILYが好きなんよなー」って言ってればオシャレです。モテます。
あなたに手に取ってもらって、少しでもアニメ化が近づくように紹介していきます。私のために!
本日SPY×FAMILY第2巻が発売となりました。
— 遠藤達哉(公式) (@_tatsuyaendo_) October 4, 2019
6~11話までと、週刊ジャンプに掲載させて頂いた出張読切もカラー扉付きで収録されております。
よろしければお手に取ってみてください。
(遠藤) pic.twitter.com/M4BG229E7E
とにかくここが面白い
- 作風と作画のカッコよさ
- キャラの情報量の多さゆえの可能性
- かりそめの関係から信頼を築くストーリー
- ヒロインがかわいい
初めてのあなたへ概要を
SPY×FAMILYの舞台は東西ドイツを思わせる緊張状態の東国と西国。
そこで東の国へ送られたスパイであるロイドに任務が与えられる。
それが東国の政治家デズモンドの情報入手。そのために告げられた条件は結婚して子供をつくること。
仮初の家族を演じ、表舞台に出てこないターゲットと子供の学校の懇親会で接近を図る!!
しかし、この家族が普通じゃなかった!?
本作の1話は週刊少年ジャンプの公式で読むことができます。雰囲気をつかむために一度読んでいただければと思います。
[1話]SPY×FAMILY - 遠藤達哉 | 少年ジャンプ+
https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156648240735
作風と作画のカッコよさ
この物語の一番の魅力は
全力でカッコいいキャラが、
突っ込みどころ満載の振り回され方をして、
それでも一途にカッコいい!
お笑い系の漫画でよくありがちな普段三枚目のキャラがまじめにってギャップに頼らず、純に指令に対して真摯な主人公ロイド。
最強の殺し屋でありながら不器用で世渡りが苦手で天然キャラな妻役ヨル。 そして心の声が聞こえる超能力者で幼い好奇心でロイドを振り回す子供役アーニャ。
スパイのトップであるロイドが国を守るシリアスな雰囲気を、シリアスなままでは終わらせない物語つくりが非常に上手い!
事件が起こる回はもちろん、妻であるヨルとの関係を疑われないための工作なども常に全力なロイド。
その勤勉さが空回りし続ける物語をぜひお楽しみください!!
そしてそして、
冒頭で述べたオシャレ要素。舞台がヨーロッパを思わせることもあって町の景観からオシャレ、街並みや小道具の幾何学的美しさが光ります。
第二次世界大戦前後を思わせる時代感なので、効率化されて整理されたモダンな雰囲気ではなく、
鉄道は蒸気機関車であったりテレビも方が古かったり、描かれる背景の曲線が優しい暖かさを演出しています。
この絵に命が吹き込まれた姿を見たい、、、
漫画の表紙めっちゃオシャレです。落ち着いたシンプルな背景の緑にキャラのソロイラスト、飾れます。
各位、本棚に平積みしてください。
キャラの情報量の多さゆえの可能性
なんとこの3人は家族関係を気付こうとしつつも、全員が自分の仕事と能力を秘密にしています。アーニャは超能力で知ってるんですけどね
これが絶妙な役割分担とそのバランスでストーリーを面白くしてる。
ロイドからすれば他の家族は守りべきか弱い一般人なんです。日常生活ではまさにロイドが持ち前の完璧さで家事や勉強について家族をまとめます。
ところが一転。
家族に秘密でシリアスに任務を遂行する完璧なエージェントである孤高のロイド、
そこに守られる立場なのに、ロイドだけではシリアスになりすぎる展開をマイルドにしながらも突拍子もない場面展開が可能な心の声を聞けるアーニャ。
そしてアーニャの無茶な場面展開を力ずく回収することができる最強の殺し屋ヨルが参戦。
大雑把な二人のフォローをするロイドによってこの3人がそれぞれの持ち味を生かしながら、無意識に協力して事件を解決させる展開が美しい。
この3人の個性によってシリアス、バトル、お笑い、恋愛、学園なんでもござれ、挙げだすときりがないスーパーハイブリットの物語なんです。
かりそめの関係から信頼を築くストーリー
任務のために始めた家族関係ですが、大きな問題は起こらないものの合理性を重視する現実的なロイドは家族と多少のぎこちなさがありました。
同僚からの言葉にもあるのですが、ロイドは任務中に感情に左右されることをよしとしていません。
しかしながら単純に子供の活躍を喜び、家族愛を美しく感じるロイド。
そんなスパイの仕事としては完璧から離れている関係を好ましく思う心理描写も秀逸です。
ロイドのの感情に思わず共感してしまう心温まる日常系ストーリーをぜひあなたにも感じてほしい!
関係性と言えば、ロイドの知らないうちに家族を守る部分と守られる部分が逆転しているのも面白いなと感じてました。
一般人とかりそめの家族関係を気付いたら日常では妻が家事ができたり、子供は手間がかからなかったり、そしてスパイ活動では無力の関係を想像しませんか?
この物語って本職ではなく裏の顔である旦那役でロイドが家族を守り、本来の顔であるスパイとしての仕事は実はロイドが守られる側になっているんです。
この部分が何でもできるロイドの行動にもコミカルさを際立たせていて私は気に入っています。
ヒロインがかわいい
5巻から登場するトバリ(フィオナ)が好きです。
あなたはヨルさん派かもしれません。もちろんヨルさんもかわいいですよ。僕も好きです。
ただですね、トバリのアーニャと初めて会うシーンが最高なんですよ。もうね、こればっかりは見て!!5巻です。
それ見てから6巻の表紙も外してください。順番逆にしないでくださいね。
女性陣なんですが、真剣な表情とポンな表情の変化が豊かなのが良きです。
作者は安直に黒髪ロングに対する白髪ショートにしたらしいですが、二人とも愛せるポンなんできっとあなたも好きになれると思います笑
さいごに
いかがだったっでしょか?
一時広告に表示されていたこともあって、見てみると「あの時の!」となったかもしれません。
読んで公開しない作品なので、少しでもあなたの心に響いたならば
アニメ化してほしい私を助けると思って、ぜひ読んでみてください!!